【夏バテ解消に役立つ薬膳:東洋医学の観点から】

 

はじめに

 

暑い夏は、私たちの体に様々な影響を及ぼします。

特に、日本の夏は高温多湿で、体力や食欲が低下しやすく、これを「夏バテ」と呼びます。

夏バテは、暑さに体が適応できず、いつも眠気が続いたり、食欲が減退したりする状態です。

このような状態に対処するために、東洋医学の観点から体を温める食材を使った薬膳料理が非常に効果的です。

本記事では、夏バテ解消に役立つ薬膳レシピを5つご紹介します

 

【夏バテの原因と症状】

 

★原因

 

夏バテの主な原因は、体温調節機能の不調と自律神経の乱れです。

高温多湿な環境は体が脱水状態になりやすく、特に水分補給が不十分だと体の機能が低下します。

また、暑さにより食欲が落ち、必要な栄養素が不足することも、夏バテを引き起こす原因になります。

さらに、クーラーの効いた室内に長時間いることで、体の特定の部分が冷え、冷え性などの新たな問題も生じることがあります。

このような冷えは、夏バテを悪化させ、体調不良を引き起こす原因となるため注意が必要です。

 

★症状

 

夏バテの症状には、以下のようなものがあります!

 

①食欲不振:・・・暑さで食欲が減少し、栄養が不足することがあります。

②疲労感・・・ 身体がだるく感じ、日常生活に影響が出る状態です。

③肌のトラブル・・・特に湿気や汗による肌荒れが目立ちます。

④体力の低下・・・運動する気力が失われ、エネルギーが不足します。

 

これらの症状が続くことは、精神的にも辛く、早めに対策を取ることが重要です。

 

【 薬膳とは何か】

 

★薬膳の基本

 

薬膳は、中医学や東洋医学に基づいた料理法で、食材の性質や効能を利用して健康を促進するスタイルです。

重要なのは、身体の状態や季節に適した食材を選び、体内のバランスを整えることです。

薬膳料理は、見た目にも美しく、食べることで心身を癒す効果が期待できます。

 

★東洋医学との関係

 

東洋医学では、体験的な知識を基に、慣習的に食材の効能を理解してきました。

たとえば、生姜やニンニクのように体を温める食材、逆に暑い季節には体を冷やす食材を取り入れることが大切です。

これにより、体調を整えるだけでなく、免疫力を高める効果があります。

夏に適した薬膳料理は、冷房で冷えた体を温め、内臓の機能を保つ助けになります。

 

★夏バテ解消に役立つ薬膳食材

 

~温める食材の紹介~

 

夏バテ解消には「体を温める食材」が欠かせません。以下にいくつかの代表的な食材を紹介します。

 

1.生姜・・・血行促進や免疫力を高める効果があり、体全体を温める作用があります。

2.ニンニク・・・疲労回復や抗菌作用があり、エネルギーを増加させる効果があります。

3.鶏肉・・・高たんぱくで筋力を維持するためにも理想的な食品です。また、体を温める作用もあります。

4.黒糖・・・自然な甘さがあり、エネルギーを即座に補給してくれるので、夏バテ防止に最適です。

 

★栄養価の高い食材

 

栄養価が高く、かつ夏に必要な栄養素を豊富に含む食材も重要です。以下に挙げる食材は特におすすめです。

 

1. ほうれん草・・・ 鉄分やビタミンが豊富で、貧血予防にも役立ちます。

2. 豆腐・・・植物性たんぱく質が豊富で、栄養価が高く体にも優しい食品です。

 

これらの食材を上手に取り入れることで、体力を維持し、夏の過酷な環境に負けない身体作りができます。

 

 

当店では、施術後には《薬膳茶》を提供しおります。

その日の体調や季節に応じたものをご準備しております。

施術後の楽しみの一つとなっている顧客様をも多く、身体を中からも整えていきます。

 

暑い夏を元気で乗り切るために、ご自分の身体のメンテナンスはとても大切です!

日々の食事と睡眠、軽い運動が身体には必要ですが

頑固な頸肩こりや寝ても取れない疲れや冷え等でお悩みの方は

ぜひ鍼灸やよもぎ蒸しをお試し下さい!!!